ペラペラの自尊感情

言葉のリハビリ帳

大学に運命的な出会いなどない

大学に入れば、色んな人と出会えると思っていた。大学に入れば、気の合う友人ができて、夜通し語り合うことができるんだと思ってた。大学の広い講義室で、ふと声をかけられる。何かの団体の勧誘かもしれない、単純に講義のノートを見せてほしいだけかもしれない。けれど私は誰か、と出会ってそこから人の輪はどんどん広がっていくのだ。たくさんの人と出会って、たくさんの話をしたかった。文学の話、趣味の話、恋の話、下世話な話、なんでもいい。

 

でもそんなものはなかった。

運命的な出会いどころか、まともに友人一つも持つことができていない。大学構内に友人と呼べる人物が一人もいない。

 

理由はおそらく二つある。私は人と交流する努力をしていないこと、そして私に人としての魅力がないことだ。

 

サークルは半年で辞めた。学校に行くのに4時間かかる。そして資格関係の授業が忙しくてとてもサークルに行く時間はなかった。というのは建前で、時間を捻出して、行く努力をしなかったのだ。めんどくさいと思ってしまったのだ。サークルで孤立していたわけではなく、話せる人はいたけれど私は全部放棄した。

 

別に困らない。大学で友人がいなくても自分がしっかりしていればテストで受からないなんてことはない。(理系みたいに過去問が必要ない) 食事は人とするのが苦手だから、むしろ気が楽である。

 

講義だけは休まずしっかり受けて、家と学校との往復を繰り返す惨めでつまらない大学生活を送ってしまっている。勉強は楽しいけれど、優秀なのは勉強をした上で、多くの人と関われる人間なのである。机にかじりついているだけの視野の狭い人間のどこが優秀だろうか?最近、大学に行くたびに死にたくなる。こんなつまらない人間と誰が仲良くしたいと思うだろう。

 

高校の時もクラスに一人も友人がいなかったことを考えれば、何も変わっていないのだが。人と話すことは嫌いではないのに、どうして仲良くする努力をしないんだろうか。人と交流することが本当は好きなはずなのにどうして努力しないんだろう。できもしないくせに、今すぐ死んでしまいたくなる。